
なぜ人は不幸になってしまうのか?不幸の正体とは?
誰でも時には不幸を感じてしまうもの。不幸を感じると何もかもが悪く見えてしまうものです。あなたは「不幸」とは一体なんだと思いますか?もしかしたら不幸の正体を知れば、不幸も怖くないかもしれません。
不幸とはそもそもどういう状態を指すのでしょうか。そもそも人はどういう時に「至福」を感じるのでしょうか?
そのヒントが「純粋意識」にあります。純粋意識とは、顕在意識、潜在意識のさらに奥深くにある無限のエネルギーを生み出す場所のことです。
(純粋意識について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)
人は、「行動」「思考」「心」「意識」の4つが連動している時に至福を感じます。
例えば、心から好きなことをしているとき、困っている人に尽力しているときなどに、気分が良くなったり心地よく感じたことはないでしょうか?その瞬間、行動、思考、心、意識の全てが連動しています。
こういうとき、人は恐れや不安の感情に支配されずにすべてが純粋な行為となり、とても心地よい状態になります。これが「至福」を感じている状態です。
これは、体の筋肉に例えると分かりやすいと思います。例えば、人間の腕一つを取ったとしても、「上腕二頭筋」や「上腕三頭筋」「三角筋」など様々な筋肉で構成されています。そして、腕力というのは、このそれぞれの部位が連動することで強くなっていきます。
もし仮に、上腕二頭筋だけ発達している、三角筋だけ発達している、という場合は大きな力を発揮することはできません。すべてをうまく使え、連動している時に初めて最大限の腕力を発揮できるわけです。
「行動」「思考」「心」もこれと同じように、どこかだけを鍛えてもうまく力を発揮することはできません。ですが、ここに「意識」が入ることによってこの4つが連動し、私たちの能力は最大限に発揮され、至福を感じることができます。
連動すると「最小の労力」で
「最大の結果」が出る
反対に、それぞれが連動せずバラバラになっているときは、私たちは至福を感じることはありません。例えば、誰かを責めていたり、愚痴を言っていたりしていては、心地よくないですよね。もちろん言われている方も心地よくありません。
行動、思考、心、意識の4つが連動したとき、私たちは至福を感じ始め、「自動的な正しい行い」を始めます。「自動的な正しい行い」とは、最小の労力で最大の結果を出す行動のことです。
(「自動的な正しい行い」について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)
この4つが連動していないのに、思考で
「誰かを好きになろう」
「何かにチャレンジしよう」
と頑張ってもほとんど失敗に終わります。なぜなら、それは思考を強制しているだけで4つが連動していないからです。
例えば、もしあなたがダイエットに失敗した経験があったとすればそれは、「意識」が活用できずにそれぞれが連動していなかったからです。行動、思考、心、意識のすべてが連動していけば、筋肉と同様、最大の力を発揮することができます。
日本には、「我武者羅」や「無我夢中」といった言葉がありますが、これらの言葉はすべて言葉を超えた「純粋な行動」を表しています。「純粋な行動」は必ず良い結果をもたらします。
なぜ「純粋な行動」が良い結果をもたらすかと言えば、「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、純粋な好奇心で行動していることは深く探究し、自然と上達していくからです。
不幸の根本的な原因とは何か?
つまり、不幸の根本的な原因は、4つがうまく連動していないことだと言えます。例えば、心ばかりが動いてる、思考ばかりが動いてる、体ばかりが動いてる、といった状態だということです。すべてがバラバラで連動していない時は、本来持っている秘められた力を活用することはできません。
それはどういうときかと言えば、変えられないことに対する愚痴や不満、自身の喪失や自暴自棄、自分を責める、他人を責めるなどが挙げられます。
こういった行為はどれも純粋な行為ではなく、自分に至福を与えてくれることはありません。ですが、多くの現代人が、こういった行為を日常的かつ無意識的に行なっています。
多くの人は、
「なぜこんなことをしてしまったのか」
「あんなことをしてしまった」
「どうしていつもこうなってしまうのだろう」
と自分を責めてしまいます。そして、変わりたいという思いから、思考や行動を必死で変えようとします。ですが、思考や行動を変えようとしても変わりません。大事なのは、行動、思考、心、意識の4つをただ連動させるだけです。
負の連鎖は「ここ」から始まる
では、どうすればこの4つを連動させることができるのでしょうか?それは、今活用されていない「純粋意識」の力を活用することです。純粋意識の力が活用されるだけで、4つは自然と連動していきます。
もしこの4つが連動している感覚を自分の中で知覚できるようになれば、自然と純粋でない行動をすることは減っていくでしょう。
多くの人が自分を責める癖がついてしまっています。
そして、自分を責めるところから負の連鎖が始まり、悪循環に陥っていきます。
よく「行動力がない」「頭が悪い」「心が弱い」といったことが変われない原因や不幸の原因として言われますが、根本的には行動や思考や心が悪いわけではありません。
ただ4つが連動していないだけであり、純粋意識が活用され、4つが連動した時に初めてこのことが感じられるようになるのです。